デジタルカメラでフィルムカメラのような写真に仕上げる
フィルムカメラ時代
デジカメでフィルム写真は撮れない
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デジタルでフィルムぽく仕上げたい
少し難易度の高い手法
ポイントは「フィルムっぽい色」を足すことより、光・露出・階調・質感をデジタル臭くしないことです。大事なのは次の5つです
まず撮る段階でフィルムっぽくする
編集だけでは限界があります。撮影時にこうすると一気に近づきます
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少し明るすぎる白飛びを避ける
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ハイライトを粘らせる
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露出を完璧にしすぎない
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逆光や斜光を活かす
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背景と人物や主題の距離感を意識する
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撮りすぎず、1枚を丁寧に切る
フィルムらしさは、情報量の多さより雰囲気のまとまりです
コントラストを下げず、でも硬くしない
デジタルっぽく見える写真は、「黒が締まりすぎる」「白が立ちすぎる」「中間調が薄い」ことが多いです
編集ではこうします
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コントラストを少しだけ抑える
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シャドウを少し持ち上げる
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黒レベルをわずかに浮かせる
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ハイライトを少し下げる
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白レベルは上げすぎない
つまり、真っ黒・真っ白を減らして中間調を豊かにする感じです
色を盛りすぎない
フィルム風にしたくて彩度をいじりすぎると不自然になります
おすすめは、
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彩度は少し下げる
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自然な彩度は残す
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緑を少し落ち着かせる
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青を深くしすぎない
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肌色は少し温かくする
フィルムっぽさは派手な色ではなく、少しくすんだ自然な色の重なりです
シャープネスを弱める
デジタル感の正体は、解像感が高すぎることです
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シャープネスを控えめにする
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明瞭度を下げる
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テクスチャを少し下げる
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ノイズ除去をやりすぎない
やりすぎると眠くなるので、「少し柔らかい」くらいがちょうどいいです
粒状感を少し足す
フィルム感を出すなら粒子は有効です。ただし強すぎると安っぽく見えます
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細かめの粒子を少量
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均一すぎない質感
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ISOノイズっぽくしない
理想は「ノイズ」ではなく粒状感です
Lightroomなどでやるなら、まずはこんな方向です
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露出:少し控えめ
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コントラスト:少し下げる
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ハイライト:下げる
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シャドウ:少し上げる
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白レベル:少し抑える
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黒レベル:少し持ち上げる
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明瞭度:少し下げる
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テクスチャ:少し下げる
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彩度:少し下げる
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自然な彩度:控えめ
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粒子:少量追加
さらにトーンカーブで黒を少し浮かせるS字弱めにするとまとまりやすいです
フィルムっぽく見せるコツ
フィルム風には種類があります
ネガカラー風
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柔らかい
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明るい部分が優しい
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肌が自然
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少しくすみ感
リバーサル風
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色が澄む
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コントラスト高め
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青空や緑が印象的
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ただし派手になりすぎ注意
モノクロフィルム風
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粒子感
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階調重視
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黒つぶれしすぎない
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光の向きが重要
一番大事なこと
本当にフィルムっぽい写真は、編集プリセットよりも光の選び方、露出の考え方、背景の整理、撮る枚数の感覚で決まります。デジタルでフィルム風にしたいなら、最初からフィルム的な見え方を意識して撮るのが近道です